パクリは許すな!いよいよ訪れた「キュレーションサイト」の終わりの始まり

ここ数年の間に「NAVERまとめ」を皮切りに様々な企業が多種多様なジャンルで「キュレーションサイト」というものを展開してきた訳だが、当DEEP案内編集部では以前からこれらのキュレーションサイトに只ならぬ不信と不満を持ち問題提起してきた。当方のような汚れ物件やサブカルにもならない場末・終末ネタ、ダークな街の話題ばかりを扱ってきたニッチなサイトですら何度もこれらのパクリサイト群に記事の文章や写真を無断転用されまくっていて、それに対して怒りと抗議の意思を示してきた。

それは以前にも書いた記事「各種まとめサイト、バイラルメディアによる記事の無断転載について」にもびっしりツラツラと問題点を記しているのだが、この記事を書いたのは既に2年以上前の2014年10月の事である。

それからキュレーションサイトにまつわるネット全体を取り巻く状況は段違いに悪化し、キュレーションサイトは数量ジャンル共に爆発的に増加した挙句、それぞれのサイトもその運営会社もキュレーター個人(横文字だと聞こえがいいので、ゴミ漁りとか窃盗団とでも呼びたいですがね)の他サイトへの著作権侵害行為を黙認してきた。その挙句の果てが「DeNAキュレーションプラットフォーム壊滅」という事態で、WELQとかいうヘルスケア系キュレーションサイトの炎上を皮切りにDeNA以外の各社が運営するキュレーションサイトも一気に尻に火がついたかのように著作権侵害の可能性のある記事を一斉に非公開にするなど対応を始めている。自分らの尻の火に気付くのが遅すぎなんだよ。

welq

個人的には「ざまぁ見さらせ」としか言いようのないこの事態。しかしまともな頭の持ち主ならこんな他人のサイトを無断でパクって転載するだけのコンテンツがビジネスモデルとしてそもそも成立するはずもないと思うのは明らか。炎上の発端となったDeNAも数年前まではモバゲーだの課金ガチャがどうこう言っていた会社が今ではプロ野球球団も持つ日本のネット企業の筆頭格にまで上り詰めた存在なのに、この体たらくだもん。泣けてくるよね。

DeNAの”welq&MERY”の騒動が鎮火する前に… 過去にパクリで糾弾されたキュレーション()サイトをピックアップ – はてなブログ初心者のブログ

数あるキュレーションサイトの共通点として運営会社の代表がかつての「意識高い学生」の寄り集まりだったと指摘する上記の記事。こういうネットベンチャー起業家()なんて創造性なんぞ二の次で、いかに他人のリソースを横流しして自分の不労所得にしようと考える浅ましい思考の持ち主ばかりで、全国どこでもテメェの時間と銭を割いて自力で出向いて見てきて帰って一字一句キーボードに打ち込んで何年経っても泥のような仕事をし続けている当方にとっては到底相容れない。

キュレーションサイト増長期にあったこの2年間で当方に何があったのか

2007年夏の大阪DEEP案内開設以来、もう9年以上もDEEP案内関連サイトを運営している当方だが、この腐れキュレーションサイトの増長がきっかけで、全く既存のサイトに新しい記事を書く意欲が無くなってしまった。

例えば飛田新地や釜ヶ崎の話題、コリアタウン・在日社会、風俗街・赤線地帯といった、これまでは決して表舞台に立つ事の無かったダークツーリズム、裏観光スポット的なネタまでも、当方の書いた記事よりも、それを無断転用したNAVERまとめの記事の方が検索順位が上に来たりという事が何度かあった。

未だに「朝鮮大学校」でググると当方の記事を無断引用したNAVERまとめの記事が1ページ目に出てくる始末である。ネタがネタだし別に「朝鮮大学校」でガツガツと検索順位1位になれと野心に燃えている訳ではないし、当方の記事も相当古くなってしまった上にお粗末極まりないので、今更どうしろという事もないが、しかしそれでもキュレーションサイトばかりが検索順位で勝ってしまう検索エンジン各社のアルゴリズムといい、全然フェアじゃ無いよね。

それに加えて最近出てきたのが「RETRIP」や「Find Travel」といった旅行系キュレーションサイトの数々である。このうちFind Travelは先に述べたDeNAキュレーションプラットフォームに属するサイトの一つなので、WELQ炎上後に全記事非公開となっている(12月7日現在)が、この他にも怪しいネットベンチャー()が運営する似たようなパクリキュレーションサイトが大なり小なり存在している。こうした旅行系キュレーションサイトにも当方の記事が多数無断転載されている。

こんな状況で、書いたものがどんどん他人様にパクられて本来得られるべきページビューやアフィリエイト収入がNAVER等キュレーションサイトのアフィリエイト収入になったりパクリキュレーターのインセンティブに化けたりするのが分かって、これ以上記事を書きたくなると思いますか?お陰様でDEEP案内各サイトは半休止状態。noteの有料記事だけ書かせて頂いております。本当にクソッタレとしか言いようがありません。ユーキャンの新語・流行語大賞的に言うならば「検索順位落ちたキュレーションサイト死ね」ってやつです。

個人の力だけではキュレーションサイトのパクリ行為に対処しきれない

これは個人サイトを運営しておられる方はみんな試された方が良いと思うのですが、例えばグーグルの検索窓に「”tokyodeep.info” site:matome.naver.jp」と入力すれば、今現在NAVERまとめで無断引用されている東京DEEP案内の記事が一覧でずらりと出てくる。(しつこく言うがNAVERまとめに掲載されている当サイトのリンクや引用文は100%キュレーター本人からの事前連絡がない)

ちなみに上記の検索結果は311件!こんなキワモノネタばかり扱うDEEP案内ですらもうかなりパクられてしまっているので、ほとほと疲れ切ってしまい個人の力だけで全部「無断転載やめて下さい、削除して下さい」とクレームを一個一個虱潰しに飛ばすのも面倒臭くなってしまった。(もっともキュレーションサイト自身がその状況を望んでいるので、これでは相手の思う壺だが)

しかし出てきた「まとめ一覧」を見ていると結構酷いものもある。例えばこれ。

ええええええ!難病も治ると噂の【奇跡の水】!!東京の赤羽で!

これには赤羽というか、北区志茂にある「みやこ豆腐」の事が書かれた当サイトの記事の一文が無断引用されているのだが、みやこ豆腐に使われている奇跡の水(豆腐店自称)が「難病が治るという噂」だけでまとめられているのだ。これは先のWELQにあったような「医学的根拠のない健康情報」に該当する案件ではなかろうか。

naver

で、このまとめ記事を書いたユーザーの情報はこれ。まったくいい加減にせいよ。

それから東京DEEP案内で依然好評を博している「東京タウンマトリックス」の画像無断転載も見受けられます。

知らないと損をする!はてブ1000以上の引越し情報まとめ

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はいはい明らかな「画像の無断転載」ですねこれ。
そうそう、画像の無断転載に対してはこのような方法を取られている方が居ます。

キュレーションメディアに写真をパクられたら請求書を送ることにした

キュレーションサイトの運営会社に問答無用で請求書を送りつけてやるのです。その際自分の実名と口座番号を晒す羽目になりますがそれでも必要性があればやってみれば良い。キュレーションサイトが著作権法を遵守した上で逐一画像の使用料を払う羽目になれば、もうビジネスモデルは通用しない。

何度も言いますが、記事を無断引用された側は例えゴミのような小さな灰色の文字で「出典:http://~」と書かれても、ミジンコ程度にもアクセスの流入はございません。パクられる事に対して何のメリットもないのです。

WELQ炎上の事態を受けてキュレーションサイト最大手のNAVERが、一次コンテンツ制作者にもNAVERにアカウント作ってくれたらインセンティブを発生させる仕組みを作る云々言っとりますが、キュレーションサイトの在り方自体が「パクリ」とワンセットになっていて根本的に間違っているのだからそう易々とは受け入れられない。こちとらNAVER様の為に記事を書いてんじゃないんだよ。

「NAVERまとめ」が新方針 “キュレーションサイト問題”受け「まとめ作成者の信頼ランク」採用へ

他にもツッコミどころのあるパクリまとめ記事が一杯あるんですがキリがないのでこのへんで終わらせます。

サイトの一次創作者よ泣き寝入りするな!

残念ながら今のネットは結局このような事態となってしまい、全うな一次創作者が公開の場で創作物を発表する事がイコール「どうぞ盗んでくださいませ」と言わんばかりの、窃盗強盗天国の南米諸国顔負けの無法地帯と化しているのが現状で、取り締まる組織も無ければキュレーションサイトの運営会社はその状況をあわよくば黙認し続けようとする。しかしネットの一次創作者各位には決して泣き寝入りはして欲しくはないのである。

当方も、キュレーションサイトが壊滅するまで、もしくは壊滅しなくとも主要な検索エンジンにスパムサイト認定され検索結果にゴミクズとして出なくなるまでの間、これらへの追撃を加えていきたい。まあ、キュレーションサイト相手にピリピリするばかりでも精神的にアレだし面倒なので相変わらずnoteの有料記事にして、お金を払ってくれてまでも読んで頂ける方のみにきちんと読ませる文章を書くのが一番楽だし面白いと気づきましたんで、そうしますけどね。良くも悪くも今の時代ネットのパブリックな部分は「大衆化」してしまったんですよ。


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