お好きなSNSで拡散してもいいですよ?

【教えて著作拳】画像のパクリは100%バレる!もう他人のサイトから画像を盗むな!

長らくサイト運営を続けている立場の我々からすると、最も頭の痛い事柄の一つと言えば、サイトに掲載している画像や文章といった「コンテンツの無断転載」。2016年に表面化したキュレーションサイトの無断転載問題で、コンテンツの一次創作者である数多のサイト管理人が蜂起しては失礼なパクリメディアに対し怒りの鉄拳を食らわせた事も記憶に新しいが、最大手の「NAVERまとめ」はコンプライアンスの見直しが行われたとは言え未だに健在だし、まだまだ闘いは終わっていない。

当方もサイト運営開始当初(特に2008年以前)は著作権に対する意識が皆無に近く、ほいほいと著作権表示の一つも入れずに画像をアップロードしまくっていた時代があった。またその画像が第三者によって勝手に無断転載されたりという事にも意識が向いておらず、実質やられ放題の状態が続いていたのである。

しかし近年になって、自分が撮影してはネット上に使っている、本来はその本人が著作権を持つべきコンテンツについて、ネットの技術向上によって「全く同一の画像を発見する」サービスが色々と増えてきて、第三者による画像のパクリ事例を発見する利便性が飛躍的に高まった。

みんなも覚えよう!Chromeで右クリ「Googleで画像を検索」で即パクリ画像サーチ

例えばこの画像を見て頂きたい。これは当方が2007年11月18日に大阪市西成区萩之茶屋一丁目「あいりん労働福祉センター」付近で撮影した、南海線の線路沿いにあった、不法占有された小屋の画像である。

この画像、大阪DEEP案内や系列サイトに全く同じものをアップロードしているのだが、現在のように画像の中央に野暮ったい著作権表示(ウォーターマーク)を入れずに載せたものが、今も様々なカスまとめサイトやクソブログ一同にパクられまくっており、パクリ画像がさらにパクられるという“無間地獄”状態に追いやられている。

その後、2010~2012年くらいまでは画像右下に著作権表示としてサイトロゴを入れていたが、その著作権表示だけごっそりトリミングされて使われている事例も相次いでいる。仕方なく、画像中央に薄くウォーターマークを記す今のスタイルに落ち着いているが、先日になってこのウォーターマークにボカシを入れて無断転載しているブログまで出てくる始末。クソブログ運営者はそこまでして画像をパクリまくるのである。もはや中の人は人間ではなくアメーバレベルの脳味噌の持ち主ではないかと勘繰る程、酷い。

ところが、ウェブブラウザに「Google Chrome」を使っているユーザーであれば、右クリックで表示されるメニューに「Googleで画像を検索」という項目が現れる事をご存知だろうか。これはGoogleの検索機能の一つとして、ある画像を元に同一の画像、もしくは類似画像を検索するもので、これを自分のサイトに載せている画像に使うと、このような事になる。

この画像だけで「大阪 西成 区 治安」とキーワードをはじき出すGoogleの検索機能の高性能ぶりにもびっくりだが、最初の検索結果には関連ページや類似画像がいくつか表示されるものの、その下には…

「一致した画像を含むページ」として、当方の画像をそっくりそのまんまパクって使っているクソブログやカスまとめサイトの数々が容赦なく挙げられているのである。これは著作権侵害者探しが捗る!と喜んでしまいそうになるが、こっちは既に「窃盗の被害者」な訳だ。決して喜んだりしてはならない。

特に著作権への意識もなかった2008年以前に撮影しアップロードした画像はこんな具合でかなりパクられまくっている。このあいりん労働福祉センター前の小屋の画像もパクり画像がさらにパクられ続け、しまいには韓国のサイトにまで飛び火して検索結果が30件近くも出てくる始末。

ちなみにここに出ている侵害サイトの皆様、近いうちに画像使用料の請求を行いますからね、嫌なら早めにサーバから侵害画像を残らず消して一言こちらに謝って下さいね。

サイト運営者ならとりあえず入っとけ「COPYTRACK」

あと、今の所有力なウェブサービスの一つと言えるのが、ドイツ・ベルリンにオフィスを構える「COPYTRACK」というサイト。約98%の精度で画像の無断使用を発見する、という心強いもので、侵害者に対する事後使用料の請求や諸々の処理を代行してくれる、という、当方のような物書きや取材といった仕事で超絶忙しい人間にとっても都合の良いサービスを展開している。

事前に登録する必要があり、登録直後にメールでPDF形式の「委任確認書」が送られ、それに住所氏名を記入してメールで返送する流れになっているのだが、そもそも海外にある会社だし日本の法律の外にあるわけで、個人情報の扱いについて疑義を呈する声も一部にはあるものの、ベルリンにあるオフィスには日本人のスタッフも数名いるようで、諸々の連絡も日本語OK。

弁護士ではない人物が、そのまま賠償金という名目で侵害者から金銭をせしめるのは日本の法律で言う「非弁行為」になってしまい違法となるので、まずは「事後ライセンスを購入させる」形で侵害者とコンタクトを取り、基本的にはライセンス購入代金の3割ほどを分け前として取るスタンスである。もし相手方が事後ライセンス料の支払いを拒否した場合は、COPYTRACKが再審査の上、同社と提携している日本国内の弁護士に引き継がれ、法的回収作業(損害賠償請求)を起こすという流れになる。

このような、法律に詳しくない一般人レベルでも気軽に使える著作権侵害対策サービスを行っている会社は現在のところCOPYTRACK以外に当方の知るところではない。ネットの著作権に関わる意識や法整備はまだまだ過渡期と言っても良い。もっとこのようなサービスが増えてくれると助かる。

なお、当方はCOPYTRACKも利用しているが、既に画像を無断使用していた某有名サイトから事後使用料の支払いについて了承を受けている。時間は掛かるが、きっちり仕事はしてくれている。COPYTRACKの詳しい使い方やコツについては、後々noteの記事として、まとめて書く事にする。

かなりの画像パクリ事案が見つかったわけですが…

以上のサービスの台頭で、もう相当数の、嫌になるくらいのパクリ事案を自ら発見してしまったのだが、これも10年以上サイト運営を続けてきた末の「積もり積もったアカ」だと思う事にしている。未だにネット上には沢山の一般人がろくに著作権の意識も持たないまま、自分が撮った写真を惜しげもなくSNSやブログにアップロードしまくっている人間が多いが、その一つ一つに著作権があり、財産としての価値があるという考え方はなかなか浸透しないようだ。

だが、こういう「著作権意識のない人」もネットの著作権侵害がまかり通る状況をみすみす追認している立場にある事も考えてもらいたい。あと、パクリ大国の中国や韓国を笑う自称愛国右翼ブログとかも平気でこっちの写真をパクりまくってますが、おたくらも同じ穴の狢だろうがと。

当サイトのコンテンツを無断転載した侵害者に対する対応

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